文鳥のクチバシの上のあたりが白くカサカサしていたり、脚が白くカサカサしていることはないでしょうか。
もしこのような症状がみられるなら疥癬(かいせん)という皮膚病かもしれません。
疥癬(かいせん)は鳥の中ではセキセイインコに多くみられるようですが、まれにオカメインコや文鳥にもみられます。
この記事では疥癬(かいせん)について具体的にご紹介していきます。
皮膚感染症の疥癬(かいせん)とは?
疥癬(かいせん)とは、トリヒゼンダニというダニによって起こる皮膚の感染症です。
トリヒゼンダニ・・・小さなダニですが、虫眼鏡などで確認することが可能です!!このダニは乾燥や高熱に弱く、50度以上の環境では10分程度で死ぬダニです。
疥癬の主な症状
クチバシやそのまわり、目のまわり、脚、羽のない部分にトリヒゼンダニが寄生し、白い粉が付着しているように見えます。
かゆみがあり、止まり木やゲージなどに患部をこすりつけたりします。クチバシに感染すると、重症の場合はくちばしが変形して伸びてしまうこともあり ます。
また、脚への感染でひどくなると爪や脚が変形してしまうこともあります。
疥癬が出やすい品種
疥癬の原因
トリヒゼンダニというダニが皮膚に寄生して起こります。
トリヒゼンダニは皮膚に穴を作って寄生し皮膚炎を起こします。
疥癬の治療:対策
内服薬や駆虫剤で治療します。重度の場合でクチバシが変形した場合は、整形が必要です。
*対策*
・ 日頃からゲージ(カゴ)など飼育環境を清潔に心がけましょう。
・ 日常的に青菜などのビタミンを取って、免疫力を高めておきましょう。
・ 新しく文鳥を迎える時は、他の病気と同じように疥癬(かいせん)の感染がないかなど動物病院でチェックしてもらいましょう。
まとめ
以下が文鳥の疥癬についてのまとめです!
以上がまとめになります。
トリヒゼンダニというダニは鳥の体を離れると生息が難しいといわれているので、鳥どうしで広がってしまいます。(※人への感染はないといわれています。)
複数の文鳥を同じゲージ(カゴ)で飼育している場合は、他の鳥にも感染してしまうので、感染している文鳥がいれば、すぐに隔離してゲージ(カゴ)を別にしましょう。
同居していた文鳥がいる場合には、症状が見られない場合でも、数日経ってから発症したりすることもあるので、感染した文鳥と一緒に受診したほうが安心ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました (*^-^*)