文鳥に寄生するコクシジウム症の主な症状《原因と対処方法》

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日頃、文鳥の健康状態を知るために文鳥の便を確認されることはありますか?

文鳥の便が黄褐色の下痢や、血便、食べたエサがそのまま出てくるような未消化便になっていることはないでしょうか?

この記事ではコクシジウムという感染症について解説していきます。

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コクシジウム症とは?

コクシジウムという寄生虫が寄生することにより引き起こす病気です。

コクシジウム症の主な症状

健康な文鳥では感染しても多くの場合発症しませんが免疫の低い、ヒナや幼鳥に症状が出やすいようです。

黄褐色の下痢や血便、食べたエサがそのまま出てくる未消化便をすることがあり、

発病している場合はそのままにしているとやせ衰えて死んでしまうこともあります。

ヒナの便がおかしい場合は、コクシジウムに感染している可能性がありますので動物病院で検査を受けたほうがいいでしょう。

 

コクシジウム症の原因

コクシジウムという寄生虫が、腸に入ってしまい炎症を起こします。
文鳥に寄生するのはイソスポラ属のコクシジウムです。

感染している鳥の便から経口感染します。

免疫力があれば寄生しても発病しませんが、老化や免疫力、体力が低下していると発病してしまうことがあります。

コクシジウム症の治療:対策

コクシジウム症の治療には、駆虫にサルファ剤の経口投与による治療が行われるようです。

病気を治療している間は、自分のフンの中の病原体が口に入って再感染しないように1日1回はゲージ(カゴ)などを清潔にしましょう。

また、複数で飼育している時は発症した文鳥はすぐに隔離し、他の文鳥に感染していないかを確認してゲージ(カゴ)などを熱湯で消毒しましょう。

<注意点>発病している鳥が1羽いるだけでも一緒にいる周囲の鳥にも感染している可能性があります。元気のないヒナや、下痢をしているヒナがいる所では買わないほうがよいでしょう。

まとめ

記事 まとめ

今回の記事はコクシジウム症について解説させていただきました。

以下の3つが今回のポイントになります!

・ コクシジウム症は免疫力の低いヒナや、幼鳥が発症しやすい病気です。
ヒナや幼鳥の便の状態がおかしい時は、病院を受診しましょう。
・ 複数で飼育している場合は病気を発症した文鳥が一羽いると、その文鳥の便から経口感染するので他の文鳥にも感染している可能性があります。
・ ヒナや幼鳥を購入する時は、元気のないヒナや下痢をしているヒナ、やせているヒナがいるところでは買わないほうがいいでしょう。

 

日頃から、文鳥の便の色や状態を観察することで、文鳥の体調の異変に気づくことができるように思います。

また新しく文鳥を迎えた時は、文鳥の便や健康状態におかしいところがないかをよく観察してみましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました (*^-^*)