文鳥が自分で自分の羽毛を抜いてしまっていることはありませんか?
特に同じ場所に執着して抜いていたりしませんか?
それには問題があり、いくつかの原因が考えられます。
今回の記事は、あまり聞き慣れない「毛引き症」という病気について解説していきたいと思います。参考にしていただければ幸いです。
毛引き症とは?
毛引き症は、自分の正常な羽毛を自分で抜いてしまうことをいいます。
毛引き症はマメルリハはラブバード、オウム、インコ類コザクラインコ、セキセイインコに多くみられるようです。
毛引き症の主な症状とは?
文鳥は自分の全身の羽毛を抜いてしまうことはないので、あまり関係ないように思いますが、文鳥にも毛引きは見られます。
同じ羽毛のところ数枚だけに執着して抜いたり、風切り羽を曲げてしまうこともあります。
毛引き症はクチバシのとどく範囲の羽に限定して起こります。
毛引き症の主な原因は2つ
毛引き症の原因は、主にストレスなどの精神的なものと、寄生虫や内臓疾患、外傷によるものなどがあります。
ストレス:精神的なもの5つ
文鳥の個体の性格にもよりますが、心理的な原因も様々です。
寄生虫や内臓疾患、外傷によるもの
またコクシンジウムなどの寄生虫や内臓疾患、外傷などの場合には、その部分に痛みや違和感があり毛引きしてしまうという場合もあります。
毛引き症の治療:対策
毛引き症になってる原因が精神的なものなのか、寄生虫や内臓疾患によるものかを診断し、内臓疾患などによるものであればその病気に応じた治療をします。
病気が原因でない場合は、文鳥が何かストレスに感じるようなことで思い当たることがある場合は改善します。
例えば、最近忙しくてゲージ(カゴ)から出して遊んであげていない場合は、少しの時間遊んであげたり、ゲージ(カゴ)の場所などを変えたりしてる場合は、元の場所に戻したり、文鳥にとって落ち着きそうな場所に変えてみたり、原因を突き止めて改善しましょう。
文鳥がストレスを軽減できるように、飼育環境を見直してみましょう。
毛引き症の注意点2つ!
朝起きて餌を食べた後には決まって羽繕いをしますし、水浴びをした後にもします。
その日常の羽繕いの様子を観察しておくと、文鳥が普段と違う羽繕いをすると気づくことができます。
換羽時期で抜けかけている羽毛を文鳥が自分で抜くことはありますが、それ以外でいつもの羽繕いのやり方と違って長時間、羽繕いをしている場合には注意が必要です。
まとめ
今回の記事では、文鳥が正常な自分の羽毛を抜いてしまう毛引き症についてご紹介させていただきました。
私たち人間と同じように、文鳥も小さな体で様々なことでストレスを感じてるんですね。
どんなことで文鳥がストレスを感じるのかを、正確に把握することは難しいかもしれません。
文鳥が、ストレスに感じそうな飼育環境を変えることも大切なことだと思いますが、それ以上に少しの時間でも放鳥して一緒に遊んだり、文鳥に話しかけたり、文鳥が喜びそうなことを意識して接していることで、文鳥がストレスを感じることを減らすことできるのではないかと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました (*^-^*)