文鳥を飼育しようと思った時、雛や幼鳥から新しく迎えることが多いと思います。
しかし雛を迎えた時、すでにトリコモナス症に感染していることもあります。
早期にトリコモナス症を発見し、投薬などの治療をすることで軽度の場合は治りますが、重症になり症状が悪化すると命を落とす危険性もあるので、病気を早期に発見することがとても重要です。
この記事ではヒナに多くみられる病気、トリコモナス症について解説していきます
もくじ
トリコモナス症とは?症状6つ【画像あり】
出典:http://ur0.link/Bvzp
トリコモナス症はトリコモナスという寄生虫によって引き起こされる感染症です。
口の中がねばつく、異変あり
のどが腫れる
あくびが多くなる
のどがプチプチ音がする
そのうが腫れる
鼓膜が耳から突出する
初期の症状はそのう炎から始まり、プチプチと音がしたり、そのうが赤く腫れたり、進行していくと結膜炎など目に症状が出たり、のどが腫れて餌が飲み込みにくくなります。
また、鼓膜が腫れて耳から突出したり、顔が変形してしまうこともあります。
トリコモナス症の症状はかなり強くて、餌も食べれなくなるので体力が低下して命を落とすヒナが多い病気です・・・
トリコモナス【原因4つ】
トリコモナスに感染した親鳥が給餌したヒナに感染
トリコモナスに感染しているヒナと同じ給餌器具を使った場合
感染したヒナの糞が口に入った場合
トリコモナスに感染している文鳥と同じ飲み水を飲むなど、口にするものを共有した場合
文鳥を新しく購入する際、トリコモナスに感染したヒナを買わないことです。
感染しているかを見極めるのは難しいかもしれませんが、多数羽いる中に1羽でもトリコモナスに感染している鳥がいると、他の鳥にも感染している可能性もあります。
購入する際、そのうが腫れていたり、目がショボショボしていたり、元気のないヒナがいないかをよく確認してから購入しましょう。
トリコモナス【治療】
そのうの検査でトリコモナス原虫の有無の確認後、トリコモナス原虫を駆除する薬や、口内などの消炎剤、その他症状に合わせて抗生剤などで治療します。
早期に投薬すれば治ります。また、ひどい状態のように見えても投薬と給餌などの看護で治る可能性があります。あきらめずに治療しましょう。
病気が完全に治るまでは、保温保湿を万全にして体力を消耗させないようにしましょう。
トリコモナス【対策】
新しくヒナを迎える時ペットショップで購入して飼育するのが一般的ですが、心配な方は購入後に病院で寄生虫の検査をしてもらい、もし感染している場合は早期に駆虫することが可能です。
複数で飼うときは最初から一緒のゲージ(カゴ)に入れずに、病気に感染していないかを確認してから一緒に入れることで感染が広まることを防ぐことができます。
他の感染症もですが、飼育環境は常に清潔にすることが大切ですね
まとめ
また、のどが腫れることにより餌も食べられなくなり命を落としてしまうヒナも多いです。
以上がまとめになります。
トリコモナス症は、オカメインコやセキセイインコにも感染がみられるようですが、文鳥のヒナや幼鳥に感染することのほうがより多くみられるようです。
文鳥は自分の具合が悪くなったとき、そのことをパートナーや仲間、そして飼い主である私たちに隠そうとします。そのため病気に感染していても発見が遅れてしまい、わかったときには症状がかなり進行してしまってることが多いようです。
症状が悪化する前に病気になった時、早く気づいてあげられるように文鳥の行動やしぐさなど、いつもと変わったところがないかを日頃からを注意して見てあげてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました (*^^*)