人獣共通感染症(じんじゅうきょうつうかんせんしょう)という動物から人に感染する、人と動物に共通する恐ろしい感染症があります!
この病気は主にハト、オウム、インコに感染することが多くみられ、文鳥がこのクラミジア症(オウム病)という病気になることは少ないようです!
この記事ではクラミジア症(オウム病)について具体的にご紹介したいと思います。
クラミジア症は人にも感染する!《要注意》
クラミジアに感染した文鳥の乾燥したフンや、分泌液を吸い込むことにより人にも感染します。クラミジアに感染している文鳥はほとんどいないのでそこまで心配する必要はありませんが感染する可能性が0ではないということになります!
ペットショップは検査などされているので可能性は0に近いですが立ち寄った時、公園でハトと接触した時などの接触でも感染することはあります
人が感染した場合、風邪のような症状がでるようです。発熱、頭痛、関節痛などで重症の場合は肺炎になったりすることもあります。
クラミジア症(オウム病)とは?
クラミジアという細菌の一種で、感染した体の細胞内に入りこみ増殖する微生物によって起こる病気です。
また、クラミジア症はオウム病ともいわれていますが、それは鳥類で初めてクラミジア症が発見されたのがオウムだったことから、オウム病とも呼ばれているそうです。
感染様式としては、病鳥の排泄物からの吸入が主体であるが、口移しの給餌や噛まれて感染することもまれにある。
飼育しているトリから複数の家族が同時に感染し発症する家族内発生も、ときに認められる。
オウム病の潜伏期間は1〜2週間で、急激な高熱と咳嗽で発症す る。
軽症の気道感染から、肺炎や髄膜炎までの多様な病態を含む。市中肺炎における頻度はさほど高くはないが、中等症までの非定型肺炎と原因菌不明の重症肺炎では、必ず鑑別に入れる必要がある。
参照:国立感染症研究所:https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/366-psittacosis-intro.html
クラミジア症(オウム病)の原因
クラミジアという細菌が原因といわれています。
文鳥が感染している可能性は低いみたいですが、クラミジアは感染した鳥のフンの中に排出されます。そのフンが乾燥し粉になったものを吸い込むことでそこから感染します。
しかし必ずしも感染するとは限らず、また感染していても免疫力が高く、抵抗力が強い場合は発病しないということもあるようです。
クラミジア症(オウム病)の主な症状
感染すると鳥が動かなくなったり、餌を食べなくなる、やせてくる、呼吸困難、鼻水、嘔吐、 下痢、肝機能障害などがあります。
クラミジア症(オウム病)の治療:対策
治療は 抗生物質を用いた治療になります。
人が感染した場合にも抗生物質での治療で期間は10〜14 日であるが、軽快後は内服になるようです。
*対策*
・ 日頃からゲージ(カゴ)など、飼育環境を清潔にすることが大切です。
・ ゲージ(カゴ)などの掃除をした後や、文鳥に触れたあとは手を洗ったり、消毒したりして衛生面に注意しましょう。
・ 新しく鳥を迎える時は、今いる鳥とは一緒にしないでしばらくゲージ(カゴ)をわけて健康状態を確認しましょう。
まとめ
この記事では、人にも感染することがあるというクラミジア症(オウム病)について解説させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました (^-^)